まちタクシーです。
手水舎で身を清めたら、すぐ横の階段を楼門に向かって上がっていきます。
すると、門の手前に両側に狐の像があります。
お稲荷さんと言えば、きつねを思い浮かべます。
中には、お稲荷さんのことを、おきつね様という方もいらっしゃるようですが、狐は稲荷神の眷属(けんぞく)です。ようは、神様のお使いです。
なぜ、狐なのか?
お稲荷さんは、今でこそ商売繁盛のご利益で有名ですが、元々は農耕神。農業の神様です。
イネナリという音が変化して、イナリになったという説もあります。
日本で、農業と言えば一番大事なのは稲作ですね。
雀は、お百姓さんが一所懸命作ったお米を食べてしまいます。お百姓さん達は、雀をにっくき敵だと思ったでしょう。
そんな雀を退治してくれるのが狐だったので、狐が神様のお使いに選ばれたと言われています。
ちなみに、伏見稲荷の門前ではかつてはスズメの焼き鳥が名物でした。
稲作の敵、スズメを焼いて食べちゃえ!ってことだったのでしょうか。
数年前、中国で鳥インフルエンザが発生し、スズメの輸入が止まってしまいました。
それ以来仕入れルートが途絶え、今ではあまりスズメは手に入らないそうです。
楼門前、向かって左の狐像。怖い顔ですね。

口に何かくわえてます。何だと思いますか?
これは、鍵です。
外国の方に同じ質問をすると、ほとんど正解されます。
米蔵とか、宝物庫だとかの鍵のイメージでしょうか。繁栄への象徴と思っていいのではないでしょうか。
ちなみに、授与所では「達成の鍵お守り」も授けていただけます。
境内にある、他の狐像をちょっと先取りして、見てみます。

口にくわえているのは、稲穂です。
外国の方に質問すると、ほとんど不正解です。
麦?とかいう方も多いです。惜しいですね。
ちょっと変わった、狐です。

下部に「献灯」とあるので、燈篭なのでしょうか。
なかなか、楼門に行き着きません・・・。
次回につづきます。
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